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原油価格反発、1バレル45ドル台

2016年11月15日(現地時間)、ニューヨーク・マーカンタイル取引所のWTI原油先物価格は、前日末より2.49ドル上昇し、1バレル45.81ドルで取り引きを終えた。
    
原油価格は先週木曜日(10日)から、産油国による供給調整(減産)は困難との見方が強くなった影響で、下落が続いていたが(3営業日連続の下落)、漸く反発した。
       
*1バレル…約159リットル。
*原油価格は、在庫の状況や世界的な景気減速懸念、産油国による供給調整が行なわれるかどうかの「思惑」で、乱高下の相場となっている
       
*9月28日のOPEC閣僚会議は減産で合意したが、実際に減産となるかは、11月末からのOPEC総会で決定する。現時点では不透明。また、OPECに参加していない産油国がどう動くかにも注目が集まっている。
          
*原油価格はインフレ率と密接な関係にあり、アメリカ当局(FOMC)の金融政策に大きな影響を与える。このため、原油価格の推移に注目が集まっている。
         
【最近の原油取引状況】
原油価格は、2014年秋以降、下落が続き、2015年1月には約6年ぶりに1バレル50ドル割れとなった。
2015年の8月に入ると1バレル40ドル割れとなり、2015年(12月31日)は1バレル37.04ドルで取り引きを終えた。
 
2016年に入っても下落が続き、1月15日に終値でも1バレル30ドル割れとなった。
その後、1バレル30ドルを挟んで乱高下を続けたが、2月下旬から上昇の流れとなり、3月17日に1バレル40ドル台を回復。
4月限の最終取引(3月21日)は1バレル39.91ドル、5月限の最終取引(4月20日)は1バレル42.63ドル、6月限の最終取引(5月20日)は1バレル47.75ドル、7月限の最終取引(6月21日)は1バレル48.85ドルで取り引きを終えた。
   
7月に入ると、在庫の増加などから、価格が下落。8月限の最終取引(7月20日)は1バレル44.94ドルで取り引きを終えた。
8月2日には在庫の増加などから1バレル40ドル割れ(39.51ドル)となったが、8月3日以降、価格が上昇。9月限の最終取引(8月22日)は1バレル47.05ドル、10月限の最終取引(9月20日)は1バレル43.44ドルで取り引きを終えた。
       
9月28日にアルジェリアで開催されたOPEC(石油輸出国機構)閣僚会議終了後、イランのザンギャネ石油相が減産で合意と発言したことにより、取り引き価格が上昇。
    
10月は1バレル50ドル前後での取り引きが続き、11月限の最終取引(10月20日)は1バレル50.43ドルで取り引きを終えた。

ニュースINDEX.2016年11月④
★経済・国際
『アメリカ』


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