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閣議でTPP協定の署名を決定

2016年2月2日、閣議で、環太平洋パートナーシップ協定の署名を決定した。
また、環太平洋パートナーシップ協定に基づく関係国との書簡の交換についても決定した。
    
TPP(環太平洋パートナーシップ協定)は、環太平洋地域の国々で、交渉を進めている経済連携協定。
シンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4ヵ国の間で、2006年に発効した環太平洋戦略的経済連携協定(TPSEP)を元に、さらに拡大・発展を目指している経済協定。
      
昨年(2015年)10月5日に、閣僚会合でTPP協定交渉が大筋合意に至り、今年2月4日にニュージーランドで署名式を行うこととなった。
なお、署名式には、髙鳥修一・内閣府副大臣が日本政府代表として臨む。
       
【TPP(環太平洋パートナーシップ協定)】
環太平洋地域の国々で、交渉を進めている経済連携協定。
環太平洋パートナーシップ(Trans-Pacific Partnership)協定の略。
太平洋を取り囲む国々の間で、モノやサービス、投資などが出来るだけ自由に行き来できるよう、各国の貿易や投資の自由化やルール作りを進めるための国際条約。

<経緯>
2005年6月、シンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4ヵ国の間で、環太平洋戦略的経済連携協定(TPSEP)が調印され、2006年5月に発効。
その後、4ヵ国で発行した環太平洋戦略的経済連携協定に、アメリカなどが参加表明し、2010年3月から拡大交渉会合が始まった。
この拡大交渉で、TPSEPを進化・発展させ、調印を目指しているのが、「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)」である。
(その後、拡大交渉もTPP交渉と呼ばれるようになった)
       
2013年3月、安倍総理がTPP交渉への参加を表明し、日本は同年7月からTPP交渉会合に参加。
以降、日本、シンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイ、アメリカ、オーストラリア、ペルー、ベトナム、マレーシア、カナダ、メキシコの12ヵ国で、TPP交渉が行われた。
      
2015年10月5日、アメリカ・アトランタで開催されたTPP閣僚会合において、TPP協定交渉が大筋合意。

ニュースINDEX.2016年2月①
★政治・国際
『TPP』

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