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TPP協定の署名式、行われる

2016年2月4日、ニュージーランド・オークランドで、環太平洋連携協定(TPP)の署名式が開催され、参加12ヵ国の閣僚が署名を行ないました。
   
TPP(環太平洋パートナーシップ協定)は、環太平洋地域の国々で交渉を進めている経済連携協定。
2006年に発効した環太平洋戦略的経済連携協定(TPSEP)を元に、さらに拡大・発展を目指している経済協定です。
    
交渉参加国は12ヵ国(日本、シンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイ、アメリカ、オーストラリア、ペルー、ベトナム、マレーシア、カナダ、メキシコ)。
      
昨年(2015年)10月5日、閣僚会合でTPP協定交渉が大筋合意に至り、今回の署名式となりました。
日本からは、髙鳥修一・内閣府副大臣が政府代表として出席、署名を行いました。
    
なお、TPPの発効は、2年以内に12ヵ国で手続き(議会承認など)が終了するか、2年経過後は多数の参加国(GDPで85%以上、かつ6ヵ国以上)が手続きを終えれば、発効します。
      
*TPP発効はアメリカ議会が承認するかどうかにかかっています
       
■TPP:環太平洋パートナーシップ協定
環太平洋地域の国々で、交渉を進めている経済連携協定。
環太平洋パートナーシップ(Trans-Pacific Partnership)協定の略。
     
太平洋を取り囲む国々の間で、モノやサービス、投資などが出来るだけ自由に行き来できるよう、各国の貿易や投資の自由化やルール作りを進めるための国際条約。

<経緯>
2005年6月、シンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4ヵ国の間で、環太平洋戦略的経済連携協定(TPSEP)が調印され、2006年5月に発効。
     
その後、4ヵ国で発行した環太平洋戦略的経済連携協定に、アメリカなどが参加表明し、2010年3月から拡大交渉会合が始まりました。
      
この拡大交渉で、TPSEPを進化・発展させ、調印を目指しているのが、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)です。
       
2013年3月、安倍総理がTPP交渉への参加を表明し、日本は同年7月からTPP交渉会合に参加。
         
以降、日本、シンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイ、アメリカ、オーストラリア、ペルー、ベトナム、マレーシア、カナダ、メキシコの12ヵ国で、TPP交渉が行われました。
      
2015年10月5日、アメリカ・アトランタで開催されたTPP閣僚会合において、TPP協定交渉が大筋合意。
  
2016年2月4日、ニュージーランド・オークランドでTPP署名式が開催され、参加12ヵ国の閣僚が署名を行ないました。

ニュースINDEX.2016年2月①
★政治・国際
『TPP』

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