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京都・桜開花予想3月25日

2016年、Qnewニュース・京都ソメイヨシノ開花予想は、平年より3日早い「3月25日」。
(2月15日現在の予想)

満開予想は、平年より4日早い「4月1日」。
*京都の2月、3月の気温は平年より1℃高い前提で、積算温度計算を行ない、開花予想日を算出。
*桜の開花は、特に3月の気温により大きく変わってきます。

【桜開花予想計算式ー京都】
・京都の場合、開花までに必要な積算温度は、立春(基準日)から約360℃(平均気温)…①。
・2015年11月~2016年1月までの気温は、平年より高くなりましたが、1月下旬に強い冷え込みとなりました。
最低気温が氷点下となる日が続きました。
計算上、休眠打破は平年より5日遅くなりました。
・積算温度を計算する基準日は、立春より5日遅い2月9日。
(計算上は、この日から桜の花芽が生長を始める)
     
<2月の積算温度(2月9日以降)>
・2月気温を平年より1℃高いと推測。
(京都の平年の2月平均気温は5.1℃)
2月9日から2月29日(2016年)までは21日。
(5.1℃+1℃)×21日=128.1℃…②

<3月以降に必要な積算温度(①ー②)>
360℃ー128.1℃=231.9℃…③

・3月の平均気温を平年より1.0℃高いと推測。
8.4℃(京都の平年の平均気温)+1.0℃=9.4℃…④
         
<3月1日以降、開花に必要な日数(③÷④)>
231.9℃÷9.4℃=24.6
計算上の京都の桜開花日は、3月25日。

*これは、あくまで計算上の予想日で、今後の天候などに左右されます。
(気温の推移が変わってくれば、大きく開花日が変わってきます)
*満開は、開花の約1週間後。
(満開まで2週間以上掛かる年もあれば、2日で満開になる年も。天候に左右されます)
*満開の期間は、約5日。
*京都でもっとも開花が早かったのは2002年の3月18日。もっとも遅かったのは1984年の4月9日。


【開花まで生理と開花予想】
<桜の開花>
1、桜の「花芽」は、前の年の夏に出来ます。
(花芽は「かが」と読みますが、農学部系や栽培系では「はなめ」と言っています)
(はなめと言ったほうが、わかりやすいという理由のようです)

2、秋になると、花芽は、短日・低温を受け、休眠に入ります。
(休眠…活動を止め、成長を停止すること)

3、花芽は、一定期間、低温にさらされると、この休眠から目覚めます。
(これを「休眠打破」という。1月から2月頃)

4、花芽は休眠から覚めたあと、気温が高くなると成長を始め、そして、開花します。

<桜の開花予想>
桜の花芽が休眠打破した日を計算し、それ以降の気温を予想し、開花日を予測します。
*ソメイヨシノの場合、休眠打破に8℃以下の気温が800時間~1000時間必要です。
*低い気温(4℃以下)であれば、必要とされる時間が短縮されます。
       
開花まで、どれくらい掛かるかは、休眠打破したあと、積算温度や積算時間で計算します。
*積算温度:一日の平均気温の和(あるいは最高気温の和)。
*積算時間:一定温度以上の時間の和。ex、8℃以上の時間が計300時間など。

ニュースINDEX.2016年2月④
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『桜・京都』

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