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桜井氏、インフレ目標、時間が掛かる ２０１６年４月１日、桜井真・日本銀行政策委員会審議委員が就任会見を行なった。 同日、審議委員と就任した桜井氏は、３月３１日に任期満了となり、退任した白井さゆり氏の後任。 任期は５年（２０２１年３月３１日まで）。 就任会見で、桜井氏は、 「日本は２％のインフレ目標に向かい、努力をしている途中にあり、過去３年間の金融政策で、６割から７割は目標達成したと考えられる。石油価格下落や資源価格下落の影響で、１００％までは時間が掛かる」 との考えを示した。 １月の金融政策決定会合で採用したマイナス金利については、 「ー０.１％と小さいため、どの程度効くのか分からなかったが、その後、イールドカーブが下がったことから、意外なくらいに効いている」 との認識を明らかにした。 「２％のインフレ目標について、私の任期中に達成したいと思うが、いろいろな不確定要素が入るため、必ずできますとは言えない。 逆に言えば、反対に上がりすぎるということもあり得る。その時はその時で、きちんとした政策を採らなければならない」 との考えも示した。 ＊桜井真氏の正式名は、旧字体の「櫻井眞」。 |
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