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オバマ大統領、平和記念公園を訪問

2016年5月27日、アメリカのバラック・オバマ大統領が、伊勢志摩サミット閉幕後、安倍総理とともに平和記念公園(広島市)を訪問した。
       
オバマ大統領は、広島平和記念資料館を視察した後、原爆死没者慰霊碑に献花。
平和記念公園で、核兵器の廃絶を訴える演説を行なった。
     
<オバマ大統領演説・概要>
(2016年5月27日、広島市・平和記念公園)
死者を悼むためにここにきた。
第二次世界大戦の数年で、約6000万人が亡くなった。
撃たれ、爆撃を受け、捕らえられ、飢えさせられ、毒ガスで殺害された。
       
社会も、科学技術の進歩と同じスピードで進歩しなければならない。
科学技術はいずれ、私たちを破滅させるかもしれない。
原子分裂に成功した科学革命は、私たちに道徳の革命を求めています。
       
戦争で殺害された、罪のない人たちのことを考えます。
私たちは歴史を直視し、何をすべきかを自問しなくてはならない。
          
いつの日か、被爆者の声は聞けなくなる。
しかし、1945年8月6日の朝の出来事は、決して忘れてはならない。
あの運命の日以来、私たちは希望の選択をし、アメリカと日本は同盟を構築しただけでなく、友情を築き上げた。
     
国際社会は戦争を回避し、核兵器を制限し、核廃絶を目指す条約をつくった。
だが、現在も世界中で争いやテロ行為が行われており、私たちの仕事は終わっていない。
       
核兵器を保持する国は、核兵器のない世界を構築しなくてはならない。
私が生きているうちに、この目標は実現できないかもしれないが、努力を続けていかなくてはならない。
戦争に対する考え方を変え、外交によって紛争を回避し、起きてしまった紛争を終結させる努力をしなければならない。
     
亡くなった人々は、科学技術が人生を終わらせるためではなく、人生を向上させるために使われることを望むでしょう。
広島と長崎を核戦争の始まりとして記憶するのではなく、道徳的な目覚めとして記憶しなければならないのです。
G7外務
画像:外務省HPより
ニュースINDEX.2016年5月⑥
★政治・国際
『アメリカ』
G7外務
画像:外務省HPより
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