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カンボジアと南シナ海問題を話し合う

2016年7月16日、ASEM首脳会合出席のためモンゴルを訪問中の安倍総理が、同地でカンボジアのフン・セン首相と首脳会談を行なった。
     
外務省によると、会談は2国間関係、南シナ海問題などについて話し合った。
        
【日本・カンボジア首脳会談(概要)】
(外務省発表をまとめたものです)
・安倍総理が、カンボジアを全力で支援してきており、これは今後も変わらないことを伝えた。また、あらゆるレベルで関係を強化したい旨も伝えた。
・これに対し、フン・セン首相が、20年間の友好関係に関して、感謝を表明。
       
・安倍総理が、南シナ海問題に関し、ハーグの仲裁裁判所の最終判断について、法的拘束力を有することを説明。
・これ対し、フン・セン首相が平和的解決を期待していると発言。DOCの完全実施とCOC策定を進めるべきとの考えを説明。
             
<仲裁裁判所・仲裁判断、南シナ海紛争について>
2016年7月12日に、オランダ・ハーグの仲裁裁判所が、南シナ海紛争について下した最終的な仲裁判断。
・中国の主張(南シナ海のほぼ全域に中国の主権が及ぶ)は、法的な根拠が無い。
・中国が実効支配している南沙諸島は、満潮時は海面下となる「低潮高地」や岩であり、排他的経済水域(EEZ)や大陸棚は認められない。
・中国による、フィリピンのEEZ内での漁船妨害や人工島造成は、フィリピンの主権を侵害している。

ニュースINDEX.2016年7月④
★政治・国際
『カンボジア』

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