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G20、世界経済は弱いままである

2016年7月24日、23日から中国・成都で開催されていたG20財務大臣・中央銀行総裁会議が閉幕した。
(日本からは麻生財務大臣と黒田日銀総裁が出席)
      
発表された声明によると、「世界経済の回復は続いているが、望ましい水準よりも弱いままである」とし、前回(2016年4月のG20)より悪化した判断となった。
この判断の要因として、紛争、多発するテロ、難民問題、イギリスのEU離脱問題が挙げられた。
        
【G20財務大臣・中央銀行総裁会議声明・ポイント】
・世界経済の回復は続いているが、望ましい水準よりも弱いままである。
・下方リスクは根強く残っているうえ、金融市場の変動は引き続き大きく、地政学的な紛争、テロ、難民の動きが世界の経済環境を複雑にしている。さらに、イギリスがEUからの離脱を選択したことも、世界経済の不確実性を増加させている。
       
・強固で均衡ある成長を達成するため、全ての政策手段を総合的に用いるという決意を再確認する。
・為替レートの過度の変動は、経済、金融の安定に対して、悪影響を与えうることを再確認する。
・通貨の競争的な切り下げ回避を再確認する。
・あらゆる形態の保護主義に対抗する。
     
・国際金融アーキテクチャ作業部会によって策定された、IFAの更なる強化を承認する。
・最近のテロ攻撃を非難する。テロとの闘いへの団結と決意を再確認する。

ニュースINDEX.2016年7月⑤
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