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鷽替え神事、鬼すべ神事行われる

2017年1月7日、大宰府天満宮(福岡県)で、恒例の鷽替え神事(うそかえ)と、鬼すべ神事が行われた。

ともに、新たな年の幸福を祈る正月行事。
今年は小雨の天気となったが、多数の市民や観光客が訪れ、伝統の神事を満喫した。

【鷽替え神事】
参加者が「木彫りの鷽」を交換し、一年間の幸福を祈念する神事。
夕刻より授与される「木うそ」(初穂料として千円)を購入すれば、誰でも参加できます。
(数に限りがあります。ご注意を)

例年1月7日19時より、楼門横の天神ひろばに設けられた(注連縄で囲った斎場)で行われる。
「替えましょう 替えましょう」の掛け声の中、すれ違った人と「木うそ」を互いに取り替えます。
これには、昨年ついた嘘を清算する意味があります。

また、木うその底には文字が書いてあり、太鼓がなり終わった時点で持っている木うその文字が、読み上げられる文字とあっていれば「金のうそ」と交換してもらえます。

【鬼すべ神事】
その年の災難消除や開運招福を願い、行われる火祭り。
鬼を天満宮の「鬼すべ堂」に追い込み、煙で燻しだして退治します。
大宰府天満宮の氏子達が、鬼を追い出す「燻手(すべて)」と鬼の味方の「鬼警護」に分かれて攻防を。

伝承によれば、986年、道真公の曾孫にあたる菅原輔正(すがわらすけまさ)によって始められたとされる。

1月7日の21時頃に、鬼すべ堂前に積まれた松葉や藁に火がつけられ、「燻手」が大団扇で煙を鬼すべ堂へ送り込み、鬼を追い出そうとします。
それに対し、「鬼警固」は堂の板壁を打ち破り、堂内の煙を外に出して鬼を守ります。

結局、鬼は退治され(お約束です)、縛られた上、堂内を七回半、堂外を三回半まわります(引き回し)。
なお、燃え残った板壁は「火除けのお守り」として、持ち帰って玄関先にお祀りします。

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