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ブラジルで黄熱が流行、注意を

2017年1月26日、外務省が、ブラジルでの黄熱について、海外安全情報(スポット情報)を発表。

1月23日、ブラジル保健省は、ミナス・ジェライス州、エスピリトサント州、バイーア州、サンパウロ州、連邦区(ブラジリア)において、黄熱の疑い事例を調査中であると発表しました。
       
ミナス・ジェライス州では、1月1日から17日までに184件の疑い例が確認され、53例の死亡が確認されています(保健当局発表)。
同州知事は、1月13日付けで、4つの市(コロネル・ファブリシアーノ市、ゴベルナドル・ヴァラダレス市、マニュミリム市、テオフィロ・オトニ市)に対して、黄熱に関する180日間の緊急事態宣言を発出しました。
       
ブラジルに渡航される方は、黄熱ワクチンを接種し、現地滞在中は蚊に刺されないための対策を講じてください。
       
【黄熱とは】
黄熱ウイルスに感染した蚊(ネッタイシマカ)に刺されることでかかる全身性の感染症。
アフリカと南アメリカなどで感染者が報告されています。
ヒトからヒトへ感染することはありません。
      
<症状>
通常3~6日の潜伏期間の後、発熱、頭痛、筋肉痛、嘔吐などの症状を示します。
感染しても症状がないか、軽い症状のみで終わる場合もありますが、症状を呈した患者のうち15%が重症となり、重症になった患者の致死率は20~50%に達します。
発症した場合には、重篤になるリスクの高い感染症です。
       
<治療・予防方法>
・特別な治療法はなく、対処療法が行われます。
・黄熱ワクチンの接種により予防することができ、1回の予防接種で終生免疫を獲得することができます。
黄熱予防接種証明書(イエローカード)は、接種後10日後から有効となりますので、渡航を計画されている方は、早めに接種を行うことが大切です。
・ウイルスをもった蚊に刺されることで感染するため、蚊に刺されないことが重要。

ニュースINDEX.2017年1月③
★社会・国際
『感染症・ブラジル』


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