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アルバイーン、11月9~10日、注意

2017年10月30日、外務省が、イスラム教シーア派の宗教行事・アルバイーンについて、海外安全情報(広域情報)を発表。

11月9日から10日頃は、イスラム教シーア派の宗教行事・アルバイーンに当たります。
      
アルバイーンは、預言者ムハンマドの孫フサインの命日(アーシューラー)から40日目に実施される、喪明けの儀式。
シーア派イスラム教徒にとって、重要な宗教行事のひとつです。
       
現在のところ、アルバイーンに際して、テロの実行を呼びかける声明は確認されていませんが、近年、シーア派関連施設を狙ったテロ事件が増加しています。
      
この状況を受け、アルバイーン期間中やその前後に海外へ渡航される方に、安全確保に十分注意するよう呼びかけました。
        
<アーシューラーとアルバイーン>
アーシューラーは、預言者ムハンマドの孫フサインが殺害されたことを悼む宗教行事。
フサインの命日に行われています。
         
シーア派イスラム教徒は、フサインを正統な指導者と考えており、この宗教行事に際して、自らの身体をたたいたり、泣き声をあげるなどして、フサインの「殉教」を想起します。
     
アルバイーンは、アーシューラーから40日目に行われる喪明けの儀式。
地域によっては、チェヘラムとも呼ばれます。
       
<イスラム教シーア派>
イスラム教の二大宗派のひとつ。
信徒数は、イスラム教徒全体の10%強と推定されています。
       
イラン、イラク、アゼルバイジャン、バーレーンでは、国民の多くがシーア派の信徒です。
また、インド、パキスタン、イエメン、トルコ、アフガニスタン、シリア、サウジアラビア、レバノン、クウェートなどにも、多数の 信徒がいます。
      
欧米では、ドイツに約50万人、アメリカに約30万人、イギリスに約20万人の信徒がいると言われています。

ニュースINDEX.2017年10月③
★社会・国際
『イスラム教』


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