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薩摩硫黄島、警戒レベル1に引き下げ

2017年2月24日、気象庁が、薩摩硫黄島(鹿児島県)の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げた。
        
薩摩硫黄島は、1月1日から体に感じない振幅の小さな火山性地震が増加。
これを受け、1月5日、火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き上げていた。
      
その後1月下旬からは、火山性地震が徐々に減少し、2月5日以降は日回数が10回未満となった。
2月21日に鹿児島県の協力を得て実施した上空からの観測では、噴煙や熱異常域の拡大、温度の高まりは認めらなかった。
このことから、気象庁は、薩摩硫黄島の火山活動が低下していると判断。
2月24日11時、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げた。
        
*薩摩硫黄島…鹿児島県の薩南諸島北部に位置する島(鹿児島県三島村)。鬼界カルデラの北縁に形成された火山島。 主峰の硫黄岳は標高703.7m。
   
<参考:噴火警戒レベル>
レベル5(避難)
危険な居住地域からの避難等が必要。

レベル4(避難準備)
警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難等が必要。

レベル3(入山規制)
登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等。

レベル2(火口周辺規制)
火口周辺への立入規制等。

レベル1(活火山であることに留意)
状況に応じて火口内への立入規制等。

ニュースINDEX.2017年2月③
★気象・国内
『火山』


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