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マイナス金利、当座預金の6.7%

2017年3月16日、日本銀行が2017年2月の日銀当座預金残高(速報値)を発表。
       
日銀当座預金残高(2月16日~3月15日の平均残高)は、327兆8040億円。
前年比27.0%の増加となった。
      
このうち、付利の対象となる当座預金残高は、318兆850億円。
内訳は、プラス金利適用残高が209兆30億円(65.7%)。
ゼロ金利適用残高が87兆9270億円(27.6%)。
マイナス金利適用残高が21兆1560億円(6.7%)。
         
先月と比べ、当座預金に占めるマイナス金利適用残高の割合が減少した(6.9%→6.7%)。
      
*前月はプラス金利適用208兆4120億円(65.5%)、ゼロ金利適用87兆6780億円(27.6%)、マイナス金利適用21兆9970億円(6.9%)
*カッコ内は、当座預金に占める割合
          
【日本銀行当座預金における金利】
2016年1月29日、日本銀行の金融政策決定会合で、「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の導入を決定。
具体的には、日本銀行当座預金を3つの階層の分割し、それぞれの階層に応じてプラス金利、ゼロ金利、マイナス金利を適用する。
2016年2月16日から実施された。
     
<当座預金の3つの階層>
1、基礎残高…+0.1%を適用(プラス金利適用)。
各金融機関が積み上げた既往の残高。
         
2、マクロ加算残高…0%を適用(ゼロ金利適用)。
・所要準備額に相当する残高。
・金融機関が貸出支援基金および被災地金融機関支援オペにより資金供給を受けている場合には、その残高に対応する金額。
・日本銀行当座預金残高がマクロ的に増加することを勘案して、適宜のタイミングで、マクロ加算額の基礎残高に掛目を掛けて算出を加算していく。
       
3、政策金利残高…-0.1%を適用(マイナス金利適用)。
・各金融機関の当座預金残高のうち、1と2を上回る部分。
       
*現金保有額が大きく増加した場合の取り扱い
金融機関の現金保有によってマイナス金利の効果が減殺されることを防止するため、金融機関の現金保有額が基準期間から大きく増加した場合には、その増加額を、マクロ加算残高(それを上回る場合には基礎残高) から控除する。

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