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北日本の桜開花、平年並か早い

北日本の桜は、平年並か平年より早く開花する見込みです。
      
桜の花芽は、前年の夏に出来、秋になると短日・低温を受け、休眠に入ります。
一定期間、低温にさらされると、花芽は休眠から目覚めます(休眠打破)。
休眠から覚めた後、気温が高くなると成長を始め、そして、開花します。
    
北日本は、冬場の気温が低いため、休眠打破は毎年1月半ばまでに終了しており、休眠打破の早晩が、開花の早晩に影響しない。
そのため、2月以降の気温の推移が開花を決めます。
         
北日本の2月から3月末までの気温は、平年並か平年より高めに推移しました。
また、気象庁の1ヵ月予報によると、4月の気温は高い見込みです。
          
北日本の気温が、このまま高めで推移すると、桜の開花も、平年並か平年より早いなる見込み。
札幌は平年より4日、青森、秋田、仙台、新潟は3日早い見込み。
盛岡、山形、福島はほぼ平年並の開花となる見込みです。
        
*開花予測はQnewニュースが行なった開花計算によるものです。今後の気温の推移により大きく変わってくることもあります
          
<参考・3月の気温状況>
・札幌…平年より0.8℃高い
・青森…平年より0.1℃高い
・秋田…平年より0.3℃高い
・盛岡…平年より0.1℃低い
・仙台…平年より0.4℃高い
・山形…平年より0.1℃高い
・福島…平年と同じ気温
・新潟…平年より0.3℃高い
*気象庁発表の各地の平均気温
       
<日本における桜の開花>
桜の開花は、秋から春にかけての気温の違いにより、大きく3つの区域に分かれます。
       
1、休眠打破の早晩が、開花の早晩を決める地域
元々、冬場の気温が高いため(休眠打破したあとは、開花まで順調に進むため)、休眠打破の早晩が開花に大きな影響が与える地域。
九州南部や九州北部の一部など。
     
2、休眠打破の早晩と、2月以降の気温の推移の両方が大きな影響を与える地域
九州北部の一部、中国、四国、近畿、東海、関東、北陸など。
     
3、2月以降の気温の推移が、開花を決める地域
冬場の気温が低いため、休眠打破は毎年1月半ばまでに終了しており(休眠打破の早晩が、開花の早晩に影響しない)、2月以降の気温の推移が開花を決める地域。
北日本、長野、新潟など。

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