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原油価格下落、1バレル52ドル台に

2017年4月17日(現地時間)、連休明けのニューヨーク・マーカンタイル取引所のWTI原油先物価格(5月限)は、連休前より0.53ドル下落し、1バレル52.65ドルで取り引きを終えた。
    
原油価格は、3月末から価格上昇の流れとなっており、4月10日からは1バレル53ドル台の取り引きとなった。
連休明けの17日は、下落し、1バレル52ドル台となり、価格上昇の流れが止まった形となった。
     
*1バレル…約159リットル
*原油価格は、在庫の状況や世界的な景気減速懸念、産油国による減産が実際に行なわれるかどうかの「思惑」で、乱高下の相場となっている
*原油価格はインフレ率と密接な関係にあり、アメリカ当局(FOMC)の金融政策に大きな影響を与える。このため、原油価格の推移に注目が集まっている
         
【近年の原油取引状況】
原油価格は、2014年秋以降、下落が続き、2015年1月には約6年ぶりに1バレル50ドル割れとなった。
2015年の8月に入ると1バレル40ドル割れとなり、2015年(12月31日)は1バレル37.04ドルで取り引きを終えた。
 
2016年に入っても下落が続き、1月15日に終値でも1バレル30ドル割れとなった。
その後、1バレル30ドルを挟んで乱高下を続けたが、2016年2月下旬から上昇の流れとなり、2016年3月17日に1バレル40ドル台を回復。
       
2016年9月28日にアルジェリアで開催されたOPEC(石油輸出国機構)閣僚会議終了後、イランのザンギャネ石油相が減産で合意と発言したことにより、取り引き価格が上昇。10月以降は1バレル50ドル前後での取り引きが続いた。
2016年11月30日、OPEC総会での減産合意後は、原油価格が高騰、2016年(12月30日)は1バレル53ドル台で取り引きを終えた。
2016年は、1年間で約46%の価格上昇。
        
2017年に入ると、2月中旬までは1ドル53ドル前後の安定した取り引きとなったが、2月下旬からは、再び、大きく価格が動き、3月8日からは下落の流れとなった。
4月限の最終取引日(3月21日)は、1バレル47ドル台で取り引きを終えた。
      
その後、3月末からは価格上昇の流れとなり、3月30日には1バレル50ドル台に、4月10日には1バレル53ドル台となった。

ニュースINDEX.2017年4月②
★経済・国際
『アメリカ』


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