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初夏の京都、葵祭、行われる

2017年5月15日、京都市で、京都三大祭りのひとつ・葵祭が行われた。
       
葵祭は、毎年5月15日に京都市内で行われる、下鴨神社と上賀茂神社の例祭。
祇園祭、時代祭とともに京都三大祭のひとつで、平安時代の装束となった人々の行列が、京都御所から下鴨神社を経て、上賀茂神社までの都大路を進む。
      
この日の京都は、午前中が晴れ、午後からは曇りの天気となった。
気温は26.8℃まで上昇し、初夏の陽気の下、葵祭の行列が都大路を進み、詰め掛けた市民や観光客は伝統の祭りを満喫した。
     
【葵祭(あおいまつり)
毎年5月15日に京都市内で行われる、下鴨神社と上賀茂神社の例祭。
祇園祭、時代祭とともに、京都三大祭のひとつ。

平安時代の装束となった人々の行列が、京都御所から下鴨神社を経て上賀茂神社まで、約8kmの都大路を進む。
       
行列には、近衛使・検非違使と山城使、馬寮使、内蔵使による本列と、斎王代をはじめとする女人列がある。
参加するものすべてに、葵の葉を飾ったため、江戸時代から葵祭と呼ばれるようになった。
     
<見どころ・注意>
・平安時代から続く伝統のお祭りです。

・京都御所から上賀茂神社までの沿道で見学することができますが、京都御苑や下鴨神社境内での見学がお勧め。
混雑が嫌な方は、下鴨神社から上賀茂神社までの沿道が比較的空いています。
         
・日本を代表するお祭りのひとつで、当日、多数の人出となる上、京都市内は交通規制が敷かれます。
そのため、渋滞が発生し、バスも遅延します。また、乗車しても動かないこともあります。
葵祭当日は、電車と徒歩での移動をお勧めします。
         
・かつては、少しの雨でも順延となりましたが、最近は雨が予想されても強行することが多くなりました。透明のカッパを着用しての巡行となります。
        
・順延か決行かは、当日の朝、発表されます。

<行列のコースと時間>
・10時30分、京都御所・堺町御門を出発。
・丸太町通→河原町通→下鴨神社到着(11時40分)
       
・下鴨神社で、社頭の義を行う。

・14時20分、下鴨神社出発。
・下鴨本通→洛北高校前→北大路通→北大路橋→賀茂川堤→上賀茂神社到着(15時30分)。

<起源>
567年に始まった祭り。
当時、日本国中が風水害に見舞われ、農作物が不作となった。
そこで勅命により、卜部伊吉若日子(うらべのいきわかひこ)が占ったところ、賀茂大神の祟りであると。

これを静めるため、4月の吉日に祭り(馬に鈴をかけ駆け競べ)を行なった。
結果、風雨が収まり、以降、豊作となった。
     
これが、賀茂縁起に記されている賀茂祭の起こり。
のちに葵祭となり、石清水祭、春日祭と共に、勅命により行われる国家的行事となった。
日本の三勅祭の一つ。

<アクセス>
■京都御所(京都市上京区)
・京都駅から地下鉄烏丸線で、丸太町駅下車、徒歩5分。

■下鴨神社(京都市左京区下鴨泉川町59)
・京都駅からJR奈良線に乗車、東福寺駅下車。京阪・東福寺駅から出町柳行きに乗車、出町柳駅下車、徒歩10分。
      
*葵祭の日でなければ、京都駅からバスで下鴨神社へ向かうのが便利です

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