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宗像・沖ノ島、世界遺産に登録

2017年7月9日、ポーランドのクラクフで開催されている第41回ユネスコ世界遺産委員会において、日本が推薦していた宗像・沖ノ島と関連遺産群が、世界遺産一覧表に記載されることが決定した。
       
5月5日のイコモスの評価では、推薦していた8つの構成資産の内、沖ノ島、小屋島、御門柱、天狗岩の4つのみが、世界遺産への記載について適当とし、宗像大社沖津宮遙拝所、宗像大社中津宮、宗像大社辺津宮、新原・奴山古墳群の4つは除かれていた。
      
外務省によると、9日開かれた世界遺産委員会では、推薦していた8つの構成資産すべてが、世界遺産として認められた。
       
*世界遺産委員会…ユネスコの世界遺産に関する委員会。世界遺産条約締約国総会で選出された21ヵ国からなり、決定は過半数の国の出席し、投票数の「3分の2以上」の賛成が必要
    
*イコモス…世界遺産委員会の諮問機関。世界遺産を目指す遺産について、調査・評価を行う
      
【沖ノ島】
沖ノ島(福岡県宗像市)は、九州から北へ約60km、玄界灘に浮かぶ孤島。
       
宗像大社の神領で、神の島と呼ばれ、島全体が御神体である。
4世紀後半頃から、この島で祭祀が行われ、多数の出土遺物が発見されている。
     
なお、出土した8万点は国宝に指定されている。
    
2016年、「宗像・沖ノ島と関連遺産群」として、世界遺産への登録を目指し、ユネスコに推薦書が提出された。

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