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原油反落、1バレル47ドル台

2017年8月24日(現地時間)、ニューヨーク・マーカンタイル取引所のWTI原油先物価格(10月限)は、前日末より0.98ドル下落、1バレル47.43ドルで取り引きを終えた。
   
原油価格は、8月17日から上昇の流れとなり、18日には1バレル48ドル台に乗せた。
その後は、1バレル48ドルを挟んで、価格が乱高下する相場となっている。
      
*1バレル…約159リットル
*原油価格は、在庫の状況や産油国による減産の状況などで、乱高下の相場となっている
        
*原油価格はインフレ率と密接な関係にあり、アメリカ当局(FOMC)の金融政策に大きな影響を与える。このため、原油価格の推移に注目が集まっている
         
【近年の原油取引状況】
原油価格は、2014年秋以降、下落が続き、2015年1月には約6年ぶりに1バレル50ドル割れとなった。
2015年の8月に入ると1バレル40ドル割れとなり、2015年(12月31日)は1バレル37.04ドルで取り引きを終えた。
 
2016年に入っても下落が続き、1月15日に終値でも1バレル30ドル割れとなった。
2016年2月下旬から上昇の流れとなり、2016年3月17日に1バレル40ドル台を回復。
       
2016年9月28日にアルジェリアで開催されたOPEC(石油輸出国機構)閣僚会議終了後、イランのザンギャネ石油相が減産で合意と発言したことにより、取り引き価格が上昇。10月以降は1バレル50ドル前後での取り引きが続いた。
         
2016年11月30日、OPEC総会での減産合意後は、原油価格が高騰、2016年(12月30日)は1バレル53ドル台で取り引きを終えた。
2016年は、1年間で約46%の価格上昇。
        
2017年に入ると、2月中旬までは1ドル53ドル前後の安定した取り引きであったが、2月下旬からは、再び、大きく価格が動く相場となった。
     
2017年5月25日、ウィーンで開催されたOPECの総会において、減産を2018年3月まで9ヵ月延長することで合意。
しかし、減産内容が従来通りであったため、原油価格は大きく下落し、1バレル48ドル台となった。
    
下落傾向が続き、6月21日には1バレル42ドル台となった。
6月21日以降は価格上昇の流れに変わり、7月は1バレル50ドル台で取り引きを終えた。
     
8月上旬は、1バレル49ドル台で安定した取り引きが続いたが、8月10日から下落の流れとなり、8月16日には1バレル46ドル台となった。
その後、反発し、8月18日には1バレル48ドルに乗せた。

ニュースINDEX.2017年8月③
★経済・国際
『アメリカ』


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