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海底熱水鉱床の採鉱試験、成功

2017年9月26日、経済産業省は、沖縄近海で8月から9月にかけて、海底熱水鉱床の採鉱・揚鉱パイロット試験を実施、成功したと発表。

海底熱水鉱床は、海底熱水活動により形成された多金属硫化物鉱床。
銅、鉛、亜鉛、金、銀などの重金属が濃縮して含まれています。
     
日本近海では、沖縄海域、伊豆・小笠原海域などの水深700~3000mに、5000万トンを上回る資源量が確認されています。
2008年から、経済産業省を中心にして、海底熱水鉱床の開発計画が進んでいます。
       
今回、採掘・集鉱試験機を用い、海底約1600mの海底熱水鉱床を掘削し、水中ポンプで海水とともに、洋上へ引き揚げることに成功し ました。
      
【海底熱水鉱床】
海底熱水活動により形成された多金属硫化物鉱床。
(海底下のマグマ活動により生成)
        
特に銅、鉛、亜鉛、金、銀などの重金属が濃縮して含まれています。
日本近海では、沖縄海域、伊豆・小笠原海域などの水深700~3000mに発見されています。

日本では、2008年から経済産業省、石油天然ガス・金属鉱物資源機構、海底熱水鉱床開発委員会が共同で、日本の周辺海域に賦存する海洋鉱物資源の調査(海底熱水鉱床開発計画)をおこなっています。

2013年7月5日に経済産業省から発表された、海底熱水鉱床開発計画・第1期最終報告書(2012年までの調査報告)によると、日本全体の海底熱水鉱床資源量は、5000万トン(これまでの推定)を上回る可能性があるとしました。

2013年から、海底熱水鉱床開発計画の2期調査(2018年まで)が行われています。

ニュースINDEX.2017年9月③
★経済・国内
『経済産業省』


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