ASEM、北朝鮮に対して核廃棄を要求
2018年10月19日、ベルギーで開催されていた、第12回ASEM首脳会合が閉幕しました。
ASEM(アジア欧州会合)は、アジア・欧州両地域の協力関係強化を目的として、開催されている会合です。
現在、アジア側参加メンバー(20ヵ国と1機関)と欧州側参加メンバー(29ヵ国と1機関)を合わせ、49ヵ国と2機関によって構成されています。
外務省によると、今回の首脳会合(日本からは安倍総理が出席)では、WTO強化、欧州とアジアの連結性強化、持続可能な成長、気候変動、海洋プラスチック汚染、女性のエンパワーメント、北朝鮮問題、海洋安全保障、サイバー、テロ、移民問題などについて議論が行われました。
会合の成果は議長声明として発表され、北朝鮮問題では、関連安保理決議に従い、北朝鮮に対して、核及びその他の大量破壊兵器、弾道ミサイル及び関連する計画と施設の検証可能な廃棄を要求しました。
イランについては、イラン核合意への支持を再確認。
海洋安全保障では、海洋安全保障や航行及び上空飛行の自由などについて再確認しました。
多角的貿易システムでは、ルールに基づく多角的貿易システムの維持・強化への強い支持を改めて確認。
公平な競争条件での自由で開かれた貿易を確保し、あらゆる形態の保護主義に対抗することを約束しました。
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