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パウエル氏、FRB議長に就任

2018年2月5日、ジェローム・パウエル氏が、アメリカ・FRB議長に就任しました。
   
パウエル氏は65才。
ジョージ・H・W・ブッシュ政権(父ブッシュ)では、財務次官を務めた人物です。
2012年、FRBの理事に就任し、2014年に再任されています。
     
昨年11月2日、トランプ・アメリカ大統領から、FRB(連邦準備制度理事会)の次期議長に指名され、今年1月23日、アメリカ議会上院が賛成多数で承認、パウエル氏の議長就任が決まりました。
   
2月5日、パウエル氏はワシントンで宣誓を行い、正式にFRB議長に就任しました。
任期は4年です。

【FRB議長】
アメリカの中央銀行にあたる政府機関FRB(連邦準備制度理事会)のトップ。

14年任期のFRB理事の中から、議長(任期は4年)が任命されます。
任命は、アメリカ大統領が上院の助言と同意に基づいて行ないます(上院の同意人事)。

議長は理事の期間であれば、何度でも再選可能であるため、20年近くFRBの議長を務めた人物も存在します。

また、FRB議長は、アメリカの金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)の議長も務めます。
       
FOMCは、FRB理事7人、ニューヨーク連邦準備銀行総裁、持ち回りで選ばれる他地区連銀総裁4人、計12名で構成されるアメリカの金融政策決定機関で、定期的には年8回開催されます。

なお、FRBは政府機関であるが、同時に強い独立性を有しているため、FRB議長は大統領に次ぐ、アメリカ・ナンバー2の権力者と言われています。
         
*理事の任期は14年で原則1期だが、任期途中で辞めた理事の後任は再任が可能であるため、最大28年間、理事を務める可能性もあります。そのため、議長も28年間務める可能性があります。

ニュースINDEX.2018年2月①
★政治・国際
『アメリカ』


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