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スイスの選手2名、ノロウイルス感染

2018年2月16日、平昌冬季オリンピックに参加している、スイスの選手2名のノロウイルス感染が明らかとなりました。
     
スイスのメディアによると、ノロウイルスに感染したのは、フリースタイルスキー競技に出場する選手2名。
           
冬季オリンピックが開催されている韓国・平昌では、開幕前からノロウイルス感染症が流行。
大会関係者(警備やマスコミ関係者)を中心に、200名以上が感染しています。
 
今回、オリンピック選手もノロウイルスに感染していることが明らかとなりました。
なお、感染したスイスの選手2名は、他の選手から隔離され、治療を行っています。
  
【ノロウイルス感染症】
ノロウイルス属(ノーウォークウイルス種)による感染症で、嘔吐、下痢、腹痛、発熱を主症状とする感染症胃腸炎の1つ。
       
通常、秋から冬にかけて流行します。
近年、多い年は3万人弱、少ない年で1万人強の感染者が発生しています。
       
感染力が非常に強く、乳幼児や高齢者が感染すると重症化する場合もあります。

<感染経路>
ほとんどが経口感染です。
   
具体的には、
・感染者の便や吐物を介して
    
・飛沫感染などの直接感染
      
・感染している食品取扱者を介して汚染した食品を食べた場合
     
・汚染されていた二枚貝を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合
      
・汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で摂取した場合
などがあります。
      
<予防のポイント>
1、手洗い。
排便後、調理や食事の前、外出後には石けんと流水で十分に。
       
2、調理器具等の殺菌。
次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)で、浸すように拭くことでウイルスを失活化できます。
まな板、包丁、へら、食器、ふきん、タオル等は熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱が有効です。
    
3、カキなどの二枚貝を調理する時は、中心部まで十分加熱。
        
4、便や吐物を処理する時は、使い捨てのマスク、手袋を着用し、その後、石けんと流水で十分に手洗い。
      
*参考…厚生労働省・ノロウイルス感染症について

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