奄美大島、推薦の取り下げを閣議了解
2018年6月1日、閣議で、世界遺産登録を目指していた「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」について、推薦を一旦取り下げることが了解されました。
世界遺産(自然遺産)登録を目指していた「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」については、5月4日、世界遺産委員会の諮問機関・IUCN(国際自然保護連合)が、記載延期との評価を下しました。
これを受け、推薦者である環境省と林野庁は、確実な登録を実現するため、一旦、推薦を取り下げ、推薦書を再提出することが最適と判断。
今回の閣議了解となりました。
なお、環境省と林野庁は、来年2月1日までに推薦書の再提出を目指す考えです。
【世界遺産の評価】
評価は、以下の4つに分かれます。
1、記載…世界遺産一覧表に記載すべきもの。
2、情報照会…追加情報の提出を求めた上で、次回以降に再審議。
3、記載延期…より綿密な調査や推薦書の本質的な改定が必要なもの。
4、不記載…世界遺産の登録記載にふさわしくないもの。
*世界遺産委員会でも、同様の評価を行い、登録の可否を決定します
*委員会で不記載決議となった場合、例外的な場合を除き、再推薦は不可となります
<奄美大島(自然遺産)>
奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島の4つの地域。
世界遺産(自然遺産)を登録を目指しています。
正式名は「奄美大島,徳之島,沖縄島北部及び西表島」。
日本列島の南端部に、約1200kmにわたって弧状に点在する琉球列島の一部。
貴重な動植物の宝庫となっています。
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