米朝首脳会談、中止を撤回
2018年6月1日(現地時間)、アメリカのトランプ大統領が会見を開き、米朝首脳会談を6月12日にシンガポールで開催することを明らかにしました。
米朝首脳会談については、先月10日に開催が決まりましたが、その後、ホワイトハウスが米朝首脳会談の中止を発表していました。
6月1日、トランプ大統領が、アメリカを訪れた北朝鮮の金英哲・副委員長と会談を行い、米朝首脳会談が当初の予定通り6月12日にシンガポールで行うこととなりました。
米朝首脳会談では、トランプ大統領が北朝鮮に対し、大量破壊兵器や弾道ミサイルの廃棄に向け、具体的な行動を求めていくものとみられています。
また、拉致問題の解決も要請する見込みです。
【米朝首脳会談・経緯】
2018年5月10日、アメリカのトランプ大統領がツイッター上で、北朝鮮の金正恩・国務委員長と6月12日にシンガポールにおいて、会談を行うことを明らかにしました。
2018年5月24日、ホワイトハウスがトランプ大統領の書簡を公表し、米朝首脳会談が中止になったことを発表。
書簡は、北朝鮮の金正恩・国務委員長宛てのもので、最近の状況を考えると、会談は適切では無く、中止することを伝えています。
2018年6月1日、アメリカを訪れた北朝鮮の金英哲・副委員長と会談を行なったトランプ大統領が、米朝首脳会談を当初の予定通り行うことを発表しました。
<金正恩・国務委員長宛の書簡・概要>
6月12日に、シンガポールで行われる予定の首脳会談について、非常に楽しみにしていました。
しかし、金委員長の声明で表した怒りや敵対心を考えると、現時点において、会談を行うのは不適切だと判断しました。
この書簡で、首脳会談が中止になったことを伝えます。
私は、巨大な武力を使わなくて済むよう、神に祈っています。
もし、あなたが心変わりし、首脳会談を行う必要があると判断したときは、私を呼び出してもらいたい。
北朝鮮が平和と繁栄の機会を失ったのは、歴史の中で本当に悲しい瞬間です。
トランプ・アメリカ大統領
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