正倉院展、10月27日~11月12日
2018年8月14日、宮内庁が、第70回・正倉院展の開催概要を発表。
正倉院展は、毎年秋に奈良国立博物館で開催される特別展覧会。
天平文化を今に伝える正倉院宝物のうち、毎年、数十点が公開されます。
70回目となる2018年は、10月27日から11月12日まで開催されます。
2018年の出陳宝物は、三合鞘御刀子、八角鏡・平螺鈿背第7号、繍線鞋第1号・第2号、瑇瑁螺鈿八角箱第19号、磁鉢甲第1号、犀角如意第5号など、59点。
このうち、初公開宝物は10件です。
【正倉院展(奈良国立博物館)】
毎年秋に、奈良国立博物館で開催される特別展覧会。
天平文化を今に伝える正倉院宝物のうち、毎年、数十点が公開される。
2018年で70回目。
正倉院には、現在、整理済みのものだけでも約九千点の宝物がある。
展示はそのうちのわずか数十点だけであるため、毎年違った宝物が展示され、毎年訪れるファンも多い。
<正倉院>
奈良、平安時代の官庁や大寺には、重要物品を納める倉庫・正倉が設けられていました。
また、いくつもの正倉が集まっている場所を、正倉院と呼んでいました。
正倉院自体は、多数存在していたのですが(奈良、平安時代)、現存しているのは東大寺だけとなりました。
そのため、現在では、正倉院といえば、東大寺の正倉院を指す言葉となりました。
東大寺の正倉院は、8世紀の中頃、光明皇后が聖武天皇の御冥福を祈り、数百点を超える愛用品などを東大寺に奉献したことに始まります。
その後、多数の品々が奉献され、現在、整理済みのものだけでも約九千点の宝物が保管されています。
そのほとんどのものが奈良時代のものであり、大陸(インド、イラン、ギリシャ、ローマ、エジプト、中国など)から舶載されたもの、我が国で製作された美術工芸品や文書などです。
とくに注目されるのは、西方的色彩が濃厚なことで、そのため、「正倉院はシルクロードの終着点である」という言葉もあります。
なお、この正倉院は朝廷の監督の下、東大寺によって管理されてきましたが、現在は、宮内庁の所管となっています。
*参考…宮内庁・正倉院について
<2018開催日時>
■10月27日~11月13日
9時~18時
*金、土、日、祝日は20時まで
<場所・アクセス>
■奈良国立博物館
奈良市登大路町50番地
・近鉄奈良駅から東へ、徒歩約15分。
・JR奈良駅から市内循環バス外回りで、氷室神社・国立博物館バス停下車すぐ。
*近鉄奈良駅からもバスが出ています
<料金>
■一般…1100円
■大学生、高校生…700円
■中学生、小学生…400円
*いずれも当日券
|
|
|
|