新燃岳、噴火警戒レベル2に引き上げ
2019年2月25日、気象庁が、霧島山・新燃岳の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き上げました。
新燃岳は、九州南部・霧島山中央部に位置する、標高1421mの活火山。
今回、火口直下を震源とする火山性地震が増加したことから、気象庁は2月25日14時に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。
大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する、噴火の可能性があります。
新燃岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火や火砕流に警戒を。
■新燃岳:近年の状況
2017年10月11日に、6年ぶりに噴火し、火山活動が活発化。
噴火警戒レベルが、3(入山規制)に引き上げられました。
2018年3月10日にも、2回の爆発的噴火が発生、大きな噴石が火口から1800mまで飛散しました。
その後、火山活動が低下し、2018年6月28日、噴火警戒レベルが2に引き下げられました。
さらに2019年1月18日、レベル1に引き下げられました。
2019年2月25日、火口直下を震源とする火山性地震が増加したことから、噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引き上げました。
■参考:噴火警戒レベル
・レベル5(避難)
危険な居住地域からの避難が必要。
・レベル4(避難準備)
警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難が必要。
・レベル3(入山規制)
登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制。状況に応じて災害時要援護者の避難準備など。
・レベル2(火口周辺規制)
火口周辺への立入規制など。
・レベル1(活火山であることに留意)
状況に応じて火口内への立入規制など。
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