イギリスのEU離脱、2週間延期
2019年3月21日、ブリュッセルで、EU首脳(イギリスを除く)がイギリスのEU離脱延期について協議し、2週間の延期を決めました。
なお、3月末までに離脱協定案が承認された場合には、5月22日まで延期を認めることも明らかにしました。
イギリスは今月29日にEUを離脱する予定となっていますが、離脱後におけるイギリス・EU関係の取極めを決める離脱協定案が成立していません。
この状況を受け、3月14日のイギリス下院で離脱の延期案が可決され、3月20日、メイ首相がEU側(欧州理事会)に、6月末までのEU離脱延期を要請していました。
21日、EU(イギリスを除く)は、2週間の延期を認めました。
*離脱協定案は、移行期間を設けるなど、離脱後の社会変化を最小に抑えるためのものです。離脱協定では、離脱後におけるイギリスとEUの間の通商交渉が成立しない場合の防御策「バックストップ」が決められましたが、これが問題となり、離脱協定案は成立していません
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