FOMC、無制限の量的緩和を決定
2020年3月23日(現地時間)、アメリカのFRB・連邦公開市場委員会(FOMC)が臨時会合を開催し、無制限の量的緩和(QE)を決定しました。
QEは、FRBが市場の国債や債券を購入することで、通貨量を増加させ、景気の回復をはかる政策。
(マネタリーベースを増やすことで、マネーストックの増加を図る景気対策)
QEは、金利政策だけで景気回復が図れないとき、ゼロ金利政策に被せる形で行う金融政策です。
FOMCは3月15日の会合で、新型コロナウイルス肺炎の感染拡大が経済活動にリスクをもたらしていると結論。
政策金利をゼロ金利(0.00-0.25%)に引き下げ、国債5000億ドル、MBS2000億ドルの買い入れを決定しました。
23日の会合では、国債やMBSなどの買い入れを無制限とすることを決定しました。
委員全員一致での決定です。
*MBS…Mortgage-backed securities、モーゲージ担保証券、不動産担保証券、住宅ローン担保証券などと訳されています
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