FRB議長、どの不況よりもはるかに悪い
2020年5月19日(現地時間)、パウエルFRB議長が、アメリカ上院の委員会で証言を行ないました。
証言は、現在の経済状況や金融政策について、アメリカ議会で説明するもの。
パウエル議長は、新型コロナウイルス肺炎対策(ロックダウン)により国民全員が影響を受けているが、負担を最も負うことができない人々に最も大きな負担がかかっていると、現状を説明。
また、経済データは、生産高の急激な低下と失業率の急上昇を示しており、パンデミックが発生してからの2ヵ月間で、2000万人以上が失業したと述べました。
現在の状況は前例が無く、第二次世界大戦以降のどの不況よりもはるかに悪いと解説。
この状況を打開するため、FRBが政策金利をゼロに引き下げた(ゼロ金利政策)ことを説明するとともに、雇用とインフレが目標に達するまで、この水準(ゼロ金利)に維持する考えを示しました。
また、経済をサポートするため、あらゆるツール(金融政策手法)の利用を表明しました。
*現在、新型肺炎のリスクに対処するため、FRBはゼロ金利とともに無制限の量的緩和(QE)を行なっています
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