輸入小麦の価格、3.3%引き下げ
2020年9月9日、農林水産省が輸入小麦・政府売渡価格の改定を発表。
輸入小麦の平均買付価格(直近6ヵ月)は、在庫率の上昇や主産地での順調な生育、為替が円高傾向で推移したことなどから、前期に比べ下落しました。
これを受け、農林水産省は、2020年10月期(2020年10月~2021年3月)の輸入小麦・政府売渡価格について、5銘柄平均(税込価格)で、4万9210円/トンとすることを決定しました。
前期と比べ、3.3%の引き下げです。
■日本の小麦事情
日本の小麦消費量は年間約573万トン(過去5年の平均数量、2015年~2019年の年平均)。
内訳は、輸入小麦493万トン、国内産小麦80万トン。
輸入先は、アメリカ・240万トン、カナダ・168万トン、オーストラリア・84万トンなど。
■輸入小麦:5銘柄
・アメリカ産ダーク・ノーザン・スプリング(主にパン・中華麺用)
・カナダ産ウェスタン・レッド・スプリング(主にパン用)
・アメリカ産ハード・レッド・ウィンター(主にパン・中華麺用)
・オーストラリア産スタンダード・ホワイト(主に日本麺用)
・アメリカ産ウェスタン・ホワイト(主に菓子用)
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