桜開花予想、大阪は6日早い3月22日
2021年の大阪・桜(ソメイヨシノ)開花予想は、平年より6日早い、3月22日。
大阪の桜は、早い年には3月中旬に開花し、遅い年は4月上旬の開花となります。
2021年の桜は、冬場の気温が高い影響により、花芽の休眠打破が6日遅くなる計算です。
休眠打破後の花芽生長は、気温が高い影響でかなり早くなり、休眠打破の遅れを取り戻す見込み。
大阪の桜開花予想は、平年より6日早い、3月22日です。
なお、ソメイヨシノの満開は、3月29日から4月3日頃の予想です。
*第5回目の開花予想、3月3日現在
【計算式・2021大阪】
■計算の前提条件
・開花までに必要な積算温度は、休眠打破から約360℃(平均気温)…①。
・休眠打破に必要な低温は、8℃以下の気温が1000時間。
・大阪の最低気温が、8℃以下になるのは11月26日以降(平年)。
・2月11日を、積算温度計算の平年の基準日(平年の休眠打破日)とする。
・気温が平年より1℃低いと1日当たり2時間、8℃以下の時間が増加すると計算。
逆に気温が1℃高いと、1日当たり2時間、8℃以下の時間が減少すると計算。
・気象庁の予報から、3月の気温は平年より2℃高いと予想。
・1月~2月の8℃以下の時間は、1日24時間のうち16時間(平年値)ですが、2021年は気温が高い影響で14時間…②
■2021年の休眠打破
・2020年11月(26日〜30日)の気温は、平年より1.0℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
5日×1.0℃×2時間=10時間…③
・2020年12月の気温は、平年より0.1℃高くなったため、これによる休眠打破の遅れは、
31日×0.1℃×2時間=6.2時間…④
・2021年1月の気温は、平年より0.2℃高くなったため、これによる休眠打破の遅れは、
31日×0.2℃×2時間=12.4時間…⑤
・2021年2月(11日まで)の気温は、平年より2.0℃高くなったため、これによる休眠打破の遅れは、
11日×2.0℃×2時間=44.0時間…⑥
・気温高めによる休眠打破の遅れ(③+④+⑤+⑥)。
10時間+6.2時間+12.4時間+44.0時間=72.6時間…⑦
・休眠打破が遅くなる日数は(⑦÷②)、
72.6時間÷14時間=5.2(6日)
・2021年の休眠打破は、平年より6日遅くなり、2月17日。
(計算上は、この日から桜の花芽が生長を始める)
■2月の積算温度
・2月後半の気温を平年より2.6℃高い9.3℃。
休眠打破後の2月の日数(17日~28日)は12日。
2月の積算温度は、9.3℃×12日=111.6℃…⑧
■3月に必要な積算温度
・開花までに必要な積算温度(約360℃)から、2月(⑧)の積算温度を引いたもの。
360℃ー111.6℃=248.4℃…⑨
■3月の開花に必要な日数
・必要な積算温度(⑨)を、3月の予想気温(平年より2℃高い11.4℃)で割ったもの。
248.4℃÷11.4℃=21.8(約22日)
・計算上の大阪の桜開花日は、平年より6日早い、3月22日。
*計算上の予想日で、今後の天候に左右されます
*満開は開花の約1週間後。なお、満開まで2週間以上掛かる年もあれば、2日で満開になる年もあります
*満開の期間は約5日
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