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土用、土用丑の日

土用は、五行に由来する暦の雑節。四立(立夏、立秋、立冬、立春)の直前約18日間。暦の上では季節の変わり目を意味しますが、実際はもっともその季節らしい時期です。

土用の正確な日時は、日本では国立天文台が定気法で計算しており、期間は年により異なります。
   
なお、土用の最初の日は「土用入り」と呼ばれています。

土用丑の日は土用の期間の中で、十二支が丑の日です。土用は平均18日であるため、土用丑の日が2日ある年もあり、2日ある場合はそれぞれ一の丑、二の丑と呼ばれています。
   
また、夏の土用丑の日には、鰻を食べる習慣があります。

*五行(ごぎょう)…古代中国の自然哲学の思想。万物は、木・火・土・金・水の5種類からなるという考え方で、暦にも木・火・土・金・水の5つを当てはめました。


   
土用丑の日の鰻

夏の土用丑の日に鰻を食べる習慣は、江戸時代にできました。
    
由来については多数の説がありますが、平賀源内説がもっとも有名で、通説となっています。

平賀源内説は、江戸時代、夏場に鰻が売れないため、鰻屋が知人の平賀源内に相談。相談を受けた平賀源内は「本日丑の日」と書いた張り紙を店先に貼ることを勧めました。
   
結果、鰻屋は繁盛し、その後、他の鰻屋も真似るようになり、土用丑の日に鰻を食べる風習が定着したという説です。

*参考…国立天文台・雑節
 

風景
うな重


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