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エルニーニョ現象

大平洋赤道域・東部(日付変更線付近~南米のペルー沿岸)の海域で、海面水温が平年に比べて高くなり、その状態が1年程度続く現象。
逆に、平年より低い状態が続く現象は「ラニーニャ現象」と呼ばれています。
         
日本の気象庁では、大平洋赤道域・東部の海面水温が、基準値と比べ、5ヵ月移動平均値で+0.5℃以上となった場合、「エルニーニョ現象が発生」としています(速報の場合)。
         
逆に、-0.5℃以下となった場合は、ラニーニャ現象が発生としている。

このエルニーニョ現象(ラニーニャ現象も)が発生すると、通常とは異なる大気の流れになり、世界中で異常な天候が起こることも多い。
東アジアでは、西太平洋熱帯域の海面水温が低下し、西太平洋熱帯域で積乱雲の活動が不活発となります。

日本付近では、夏季は太平洋高気圧の張り出しが弱くなり、気温が低く、日照時間が少なくなる傾向にあります。
また、西日本日本海側では降水量が多くなる傾向にあります。
      
冬季は西高東低の気圧配置が弱まり、気温が高くなる傾向にあります。
このため、日本では「梅雨が長引き、夏は冷夏、冬は暖冬になる」と言われています。

この傾向の顕著な例は、1993年と2009年。
1993年の夏は大冷夏となり、稲作が全国的に不作となりました(1993年の米騒動)。
2009年の夏はアジア全土で多雨、西日本で長期的な豪雨となりました。
*参考…気象庁発表、エルニーニョ現象について

<日本におけるエルニーニョ時の天候>
(気象庁発表をまとめたもの)
○夏(6〜8月)
・平均気温は、北日本、東日本、西日本で低い傾向。
・降水量は、北日本太平洋側と西日本日本海側で多い傾向。
・日照時間は、北日本、西日本太平洋側、沖縄・奄美で少ない傾向。

○秋(9〜11月)
平均気温は、北日本と東日本で高い傾向。
一方、沖縄・奄美では低い傾向。
降水量は、西日本で少ない傾向。
一方、北日本太平洋側では多い傾向。

○冬(12〜2月)
平均気温は、東日本、西日本、沖縄・奄美で高い傾向。
降水量は、北日本と東日本日本海側で少ない傾向。
一方、沖縄・奄美では多い傾向になります。

○春(3〜5月)
平均気温は、全国で高い傾向になります。
降水量は、西日本で多い傾向となります。
一方、北日本太平洋側では少ない傾向になっています。



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