経済学賞、労働市場に関する洞察力
2021年10月11日、スウェーデン王立科学アカデミーが、今年のノーベル経済学賞をアメリカのデビッド・カード氏、ヨシュア・D・アングリスト氏、グイド・W・インベンス氏に授与すると発表しました。
カード氏は「労働経済学への経験的貢献に対して」。
アングリスト氏とインベンス氏は「因果関係の分析への方法論的貢献に対して」 。
3人は、労働市場に関する新しい洞察力を提供し、自然実験から原因と結果について、どのような結論を導き出すことができるかを示しました。
■ノーベル経済学賞
正式名称は、アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞ですが、一般的にはノーベル経済学賞と呼ばれています。
1968年、スウェーデン国立銀行が設立300周年の記念として、ノーベル財団に働きかけ設立された賞です。経済や経済学の発展に寄与した人物に贈られます。
なお、アルフレッド・ノーベルが設置した賞では無いため、厳密にはノーベル賞ではありません。ノーベル財団公式サイトの説明でも、そのように記載されています。
また、賞金も財団からでは無く、スウェーデン国立銀行が拠出しています。
ただし、選考や授賞式などの行事は、他のノーベル賞と合同で実施されています。
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