原油、1バレル110ドル台
2022年3月2日(日本時間3月3日)、ニューヨーク・マーカンタイル取引所のWTI原油先物価格(4月限)は、ウクライナ情勢を受け、前日より7.19ドル上昇、1バレル110.60ドルで取り引きを終えました。
2月24日にロシア軍がウクライナに侵攻し、ウクライナ各地で激しい戦闘が続いています。この情勢を受け、原油価格の高騰が続いています。
*1バレル…約159リットル
*原油価格は景気や在庫、産油国による減産の状況、世界情勢などにより乱高下の相場となっています
▮ 2022年の原油取引
2022年は1バレル76.08ドル(1月3日)で始まり、ウクライナ国境周辺でのロシア軍の増強により(ロシアがウクライナに侵攻する可能性が高くなりました)、2月3日には1バレル90ドル台に乗せました。
その後も、ウクライナ情勢や武漢肺炎からの経済回復による需要増加、中東情勢の緊迫化(スンニ派の盟主サウジアラビアとシーア派の盟主イランの対立)により、原油価格の高騰が続きました。
2月24日にロシア軍がウクライナに侵攻し、ウクライナ各地で激しい戦闘が始まると、さらに高騰。3月1日には7年ぶりに1バレル100ドル台に乗せ、3月2日には1バレル110ドル台となりました。
*過去最高値は、2008年7月11日の1バレル147.27ドルです
*1バレルは159リットル(正確には158.987294928リットル)
|
|
|
|