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桜開花予想、京都は3月20日

2024年の京都・桜(ソメイヨシノ)開花予想は平年より6日早い、3月20日。
      
桜の花芽は前年の夏に作られ、秋になると休眠に入ります。その後、一定期間、低温に受けると休眠から目覚めます(これを休眠打破といいます)。休眠から目覚めた桜の花芽は、気温の上昇とともに生長、開花します。

京都の桜は早い年には3月中旬に開花し、遅い年は4月上旬の開花となります。
       
2024年の京都の桜は、暖冬の影響で花芽の休眠打破が6日遅い計算です。休眠打破後の花芽生長は、2月と3月の気温が高い影響で早い見込みです。
   
京都の桜開花予想は平年より6日早い、3月20日です(計算式は下記)。
        
なお、ソメイヨシノの満開は3月26日から3月31日頃の予想です。
       
*第5回目の開花予想(2024年3月1日現在)
 

   
2024京都開花予想(計算式)
   
▮ 計算の前提条件

 開花までに必要な積算温度は、休眠打破から約360℃(平均気温)…①

 休眠打破に必要な低温は、8℃以下の気温が1000時間。なお、4℃以下の場合は2倍休眠打破が進む(4℃以下の場合は半分の500時間)

 京都の最低気温が8℃以下になるのは11月16日以降(平年値)。

 2月2日を積算温度計算の基準日(平年の休眠打破日)とする。

 気温が平年より1℃低いと1日当たり2時間、8℃以下の時間が増加。逆に気温が1℃高いと、1日当たり2時間、8℃以下の時間が減少する。

 1月~2月の8℃以下の時間は、1日24時間のうち21時間(平年値)ですが、2024年は気温が高くなったため19時間…②

 気象庁の1ヵ月予報によると、3月の気温は「平年並か高い」見込み。3月の気温を平年より1℃高いと予測。


   
▮ 2024年の休眠打破

2023年11月後半(15日間)の気温は平年より0.3℃低くなりました。これによる休眠打破の進みは、
   
15日×0.3℃×2時間=9時間…③
   

  
2023年12月上中旬(1日〜20日)の気温は平年より1.8℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
   
20日×1.8℃×2時間=72時間…④
   

  
2023年12月第5半句(21日〜25日)の気温は平年より2.6℃低くなりました(非常に低いため、2倍休眠打破が進む)。これによる休眠打破の進みは、
   
5日×2.6℃×2時間×2倍=52時間…⑤
   

  
2023年12月第6半句(26日〜31日)の気温は平年より1.8℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
   
6日×1.8℃×2時間=21.6時間…⑥
   

  
2024年1月の気温は平年より1.2℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
   
31日×1.2℃×2時間=74.4時間…⑦
   

   
2024年2月(1日まで)の気温は平年より2.7℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
   
1日×2.7℃×2時間=5.4時間…⑧
   

  
休眠打破は進み(9時間+52時間)より遅れ(72時間+21.6時間+74.4時間+5.4時間)が多いため、遅くなる見込み。休眠打破の遅れ(ー③+④ー⑤+⑥+⑦+⑧)は、
   
ー9時間+72時間ー52時間+21.6時間+74.4時間+5.4時間=112.4時間…⑨
   

  
休眠打破が遅くなる日数は(⑨÷②)、
   
112.4時間÷19時間=5.9日(6日)
   
2024年の休眠打破は「平年より6日遅い」2月8日(計算上はこの日から桜の花芽が生長を始める)。
  

   
▮ 2月の積算温度

2月(8日〜29日)の気温(平均)は8.15℃となりました。2月の日数は22日(8日〜29日。2024年は閏年)。2月の積算温度は、
   
8.15℃×22日=179.3℃…⑩
  

  
▮ 3月に必要な積算温度

開花までに必要な積算温度(約360℃)から、2月(⑩)の積算温度を引いたもの。

360℃ー179.3℃=180.7℃…⑪
   


▮ 3月の開花に必要な日数

必要な積算温度(⑪)を、3月の予想気温9.1℃(3月上中旬の平年値8.1℃より1℃高い)で割ったもの。

180.7℃÷9.1℃=19.9(約20日)
   
計算上の京都の桜開花日は平年より6日早い、3月20日
   
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