くにゅーニュース(2010年12月)
ホーム ニュース・経済 健康・料理 生活関係 テレビ娯楽 旅・観光 スポーツ
大たこ、撤去!

2010年12月16日、大阪・道頓堀のたこ焼き店『大たこ』が自主撤去した。

同店は、市有地を不法占拠して営業を続けていた。
今日、大阪市が行政代執行で、店舗を撤去する予定であった。

【大たこ、市有地不法占拠問題】
1976年から、たこ焼き店『大たこ』が大阪市の市有地(道頓堀・太左衛門橋の前)を不法占拠して営業。
大阪市は、1985年、2005年、2006年、道路法に違反するとして、自主退去を勧告。

2007年、大たこ側は『土地の時効取得にあたる』として大阪市を提訴。
裁判となり、最高裁まで争われた。

2010年7月、最高裁で、不法占拠土地の時効取得は認められないとした判決が確定。
しかし、その後も、大たこは営業を続けており、大阪市は今日、行政代執行により強制撤去する予定であった。

【土地の時効取得】
民法162条1項(長期の取得時効)。
20年間、所有の意思をもって、平穏かつ公然に他人の物を占有することによって、時効により取得できるとの規定。

他人の物を一定期間継続して占有する者に、その権利を与える制度。
消滅時効とともに、時効制度の一つ。
ただし、公共用財産(道路や水路など)は民法の規定が及ばず、原則、時効取得の適用がないものとされている。
ニュース INDEX.2010年12月
★社会・国内
『大阪』

くにゅーニュース