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口蹄疫殺処分、44万頭

2010年12月27日、農林水産省が、韓国での口蹄疫(O型)感染状況を発表。
      
今年11月26日、韓国で豚に異常が確認され、11月29日、口蹄疫(O型)に感染していることが確定しました。
 
その後、韓国において、牛、豚への口蹄疫(O型)感染が拡大し、12月27日時点で殺処分頭数は44万3千頭となりました。
殺処分頭数(牛、豚)は、現在、1日あたり5万頭のペースで増加しています。
       
当初は、首都・ソウル近郊と韓国の東地域が中心でしたが、現在は韓国全土に広がっています。
この状況を受け、同省は国内の畜産農家に対し、口蹄疫対策の徹底を呼びかけています。

■畜産農家の対策
・自分の農場に入る際も、靴や持ち込む物の消毒を徹底する。
・外部からの人や車を、なるべく農場に入れない。
     
・畜産関係車をはじめ農場に立ち寄る車(タイヤや運転席)や持ち込む物は、必ず消毒する。
     
・発生国に滞在していた人や、発生国から輸入された物を農場に近づけない。
 また、従業員の方も含めて、口蹄疫が発生している国への渡航は、できる限り控える。
     
・毎日、家畜を観察して、おかしい時には、すぐに獣医師や家畜保健衛生所に連絡する。

■口蹄疫(こうていえき)
家畜伝染病のひとつ。
偶蹄類(牛、水牛、山羊、羊、鹿、豚、猪、カモシカなど)が感染するウイルス性の急性伝染病。
   
日本では、家畜伝染病予防法における家畜伝染病となっています。