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クロマグロ禁輸案、否決

2010年3月18日、ワシントン条約締約国会議(ドーバ)の委員会は、太西洋・地中海産のクロマグロ(本マグロ)の禁輸案を否決しました。
       
禁輸案は、大西洋・地中海産クロマグロの国際商業取引を原則禁止するというもので、モナコが提出していました。
       
太西洋のクロマグロの約8割は、日本へ輸入されています。
このため、禁輸案が成立すれば、大きな影響が出るとみられていました。
       
関係者からは、良かったという意見とともに、チャンスを逃したという意見もでています。
     
資源の管理、環境保護を考えれば、近い将来、クロマグロは禁輸される可能性が高い。
一方、すでにクロマグロの完全養殖技術は確立している。
    
クロマグロは、産卵から成魚まで育てることができる時代となっており、実際、年間千から二千匹の完全養殖もののクロマグロが、市場に出荷されています。
       
日本が、全力で完全養殖に取り組めば、この完全養殖の規模は、100倍、千倍に伸ばすことができる。
養殖施設や餌などのコストが大きな課題となっているが、これを克服し、将来、マグロ輸出国になることも夢物語ではなくなっている。
        
禁輸されて、完全養殖に邁進したほうが良かった、という意見です。
        
■投票結果
・賛成…20ヵ国
・反対…68ヵ国
・棄権…30ヵ国
*投票国の3分の2以上の賛成で可決

■ワシントン条約
野生生物の国際取引の規制を、輸出国と輸入国とが協力して実施し、絶滅のおそれがある野生動植物の保護を図る条約。