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新余部鉄橋、開通

2010年8月12日、新しい余部橋梁(兵庫県香美町)が開通しました。

新しい橋は、橋脚4本のコンクリート製で、古い橋の隣に建設されました。
朝一番の始発列車には、多数の地元住民や鉄道ファンが乗り込み、新しい橋を渡りました。

鉄道フアンからは、日本の風景が消えたと嘆く人もいます。
古い橋は、11基の橋脚、23連の橋桁を持つトレッスル橋。
       
鮮やかな朱色の鉄橋がもたらす風景は、観光名所となっていました。

一方、この橋の掛け替えは、1986年に起こった鉄道事故が要因となっています。

1986年の12月28日、回送中の列車が、日本海からの突風にあおられ、橋から転落。
橋梁の真下にあった水産加工工場を直撃し、従業員と車掌、6名が死亡しました。
      
事故原因は、風速25m/s以上にもかかわらず(警報装置が作動)、列車を停止させなかった、人為的ミス。
この事故後、掛け替えの要望が高まり、2007年、新しい橋梁の建設工事が始まりました。
     
3年後の2010年に完成し、8月12日、開通しました。
新しい橋には防風壁が設置され、強風による運休は9割方、減少する見込みです。
     
なお、古い鉄橋は、今後、解体されます。

■余部橋梁(あまるべきょうりょう)
山陰本線の鎧駅~餘部(あまるべ)駅間にある橋梁(兵庫県香美町余部)。

新しい橋は、旧橋梁の隣に同じ高さで造られた、コンクリートの橋脚4本の橋です。

なお、旧橋梁は、1912年(明治45年)完成した、全長310.59メートル、高さ41.45メートルの鉄橋。
11基の橋脚、23連の橋桁を持つ、トレッスル橋です。