くにゅーニュース(2011年10月)
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円高進む、1ドル75円75銭

2011年10月25日、アメリカ・ニューヨーク外国為替市場で円高が進み、一時、1ドル75円75銭を付けた。

1ドル75円75銭は、先週21日の1ドル75円78銭を上回り、最高値を更新した。
この円高のもっとも大きな原因は、ヨーロッパの信用不安とアメリカの景気と見られている。

「いつまで経っても、解決の糸口が見えてこないから」
市場関係者からは、そういう意見も。
ヨーロッパの信用不安と、アメリカの景気がイマイチなのは、ずっと続いている。
問題なのは、その解決の糸口がはっきりしないことや、行なった対策の効果が現れてこない。
これが、円高が進む要因となっていると。

【主な円高要因】
1、ヨーロッパの信用不安
ギリシャに始まった信用不安が、ユーロ圏全体に波及。
ユーロ安から円高に。

2、アメリカ経済・財務が良くない
アメリカの貿易赤字額が高水準。
(原油価格の高騰などの原因で、毎月の貿易赤字が500億ドル前後)
連邦政府の債務が巨額に。

3、日本当局の怠慢
機能不全に陥っている菅政権と、ノロマな亀の日銀。
円高が進んでも有効な対策が打てない。

4、他国の思惑
中国などが、リスク分散に動くと見られていること(ドル離れ)。
(2011年6月末で中国の外貨準備高は3兆1975億ドル。アメリカ国債とドル資産が中心)

5、マネーゲーム
「当分、ヨーロッパの信用不安が治まらない」
「アメリカ経済の立て直しに、時間が掛かる」
「日本当局は、有効な対策がとれない」
そう考えた投資家が、さらに円高が進むと読み、円を買っているため。
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