くにゅーニュース(2011年11月)
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政府、日銀、市場介入

2011年10月31日、東京外国為替市場で、一時、1ドル79円台の円安に。
(先週末の1ドル75円後半から3円以上の円安)
(10月31日23時時点で、1ドル78円)

これは、政府、日銀が円高是正のため、市場介入したため。
今年8月4日以来の市場介入。

なお、8月4日の市場介入は、効果が一時的で、すぐに再び円高となった。
(一時は2円以上値下がりし、1ドル80円台となったが、1週間もしないうちに、再び1ドル76円台の円高に戻った)

【主な円高要因】
1、ヨーロッパの信用不安
ギリシャに始まった信用不安が、ユーロ圏全体に波及。
ユーロ安から円高に。

2、アメリカ経済・財務が良くない
アメリカの貿易赤字額が高水準。
(原油価格の高騰などの原因で、毎月の貿易赤字が500億ドル前後)
連邦政府の債務が巨額に。

3、日本当局の怠慢
機能不全に陥っている菅政権と、ノロマな亀の日銀。
円高が進んでも有効な対策が打てない。

4、他国の思惑
中国などが、リスク分散に動くと見られていること(ドル離れ)。
(2011年6月末で中国の外貨準備高は3兆1975億ドル。アメリカ国債とドル資産が中心)

5、マネーゲーム
「当分、ヨーロッパの信用不安が治まらない」
「アメリカ経済の立て直しに、時間が掛かる」
「日本当局は、有効な対策がとれない」
そう考えた投資家が、さらに円高が進むと読み、円を買っているため。
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