くにゅーニュース(2011年11月)
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大幅な株安

2011年11月10日、東京株式市場の日経平均株価は、前日比-254.64の8500.80円。
大幅な下げとなった。

「今日の下げは、ヨーロッパに、円高、オリンパス」
市場関係者からは、そういう意見が。

ヨーロッパは、ギリシャの債務問題がイタリアに飛び火(国の借金が200兆円を超える)したこと。
(責任を取る形で、イタリアのベルルスコーニ首相が辞任することに)

円高は、先月31日に政府、日銀が市場介入し、一時は1ドル79円台となったが…。
ここに来て、1ドル77円後半まで円高が進んだこと。

オリンパスは、不正経理が発覚したオリンパスが、連日ストップ安を続けているだけでなく、こういう不正が監査会社、証券会社ぐるみではなかったか疑われていること、また、日本企業全体の体質とみられていること。

今回の下げは、これら3つの要因が大きいようである。

【主な株安要因】
1、ヨーロッパの信用不安
ギリシャに始まった信用不安が、ユーロ圏全体に波及。
この信用不安が日本の株式市場にも。

2、アメリカ経済・財務が良くない
アメリカの貿易赤字額が高水準。
(原油価格の高騰などの原因で、毎月の貿易赤字が500億ドル前後)
さらに、連邦政府の債務が巨額。
これらが、アメリカ株式市場の下落に。
そして、日本市場にも悪影響を。
(株安連鎖)

3、円高
ヨーロッパの信用不安、アメリカの景気悪化を受け、円高に。
円高は日本の輸出産業(自動車、電機など)の収益悪化となり、結果、輸出割合の高い企業の株が売られ、相場全体を下げることに。

4、現物市場への資金の流出
世界経済の悪化を受け、投資家が株式市場から、より安全な現物市場(金など)へ資金を移動させたため。
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