くにゅーニュース(2011年11月)
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安愚楽牧場、破綻へ

2011年11月8日、東京地裁が、安愚楽牧場に対し、再生手続きの廃止を決定、財産の保全管理命令を出した。
多額の負債を抱えた安愚楽牧場は、今年8月、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、民事再生手続に入っていた。

同牧場の管財人(弁護士)によると、資金繰りが圧迫しており、このままでは、多数の牛が餓死する事態に。
(早急に、牛を売却する必要がある)
(時間が掛かる民事再生手続きは無理)
そこで、管財人が民事再生手続きの廃止を、裁判所に申請したとのこと。

今後、民事再生手続き廃止に対する不服申し立てがなければ、破産手続きに入る予定。

【安愚楽牧場(あぐら)】
和牛オーナー制度を運営する株式会社。
(栃木県那須塩原市)
栃木県、北海道、宮崎県などで、40ヶ所の牧場を経営。
その他、多数の牧場に和牛を預託している。
直営と預託を合わせて、飼育和牛は、14万6千頭。

2011年8月9日、多額の負債を抱え、経営破綻状態に陥ったため、東京地裁に民事再生法の適用を申請、民事再生手続に入った。
民事再生申立書によると、債権者は7万4798人。
負債額は、4330億8300万円。
(2011年の経営破綻では、最大の負債額)
経営破綻の要因として、東京電力福島第一原発事故による契約解除の増加や、和牛の価格下落を挙げている。
そのため、東電に、損害賠償を請求する考え。

2011年11月8日、東京地裁が、再生手続きの廃止を決定し、財産の保全管理命令を出した。
(同社の管財人が、民事再生手続きの廃止を、裁判所に申請)
管財人によれば、資金繰りが圧迫しており、このままでは、多数の牛が餓死する事態。
そのため、早急に、牛を売却する必要があり、時間が掛かる民事再生手続きは、無理と判断した。
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