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広がる嫌韓

2011年12月5日に発売された週刊ポスト(2011年12月16日号)の「逆説の日本史」が、話題となっています。

逆説の日本史は、作家の井沢元彦氏が、週刊ポストに連載中の歴史解説。

12月16日の号では、ソウル独立門についての話が記載され、韓国の若者は何も知らないという話を取り上げています。

ソウル独立門は、日清戦争で日本が勝利し、下関条約で中国に「朝鮮国の独立」を認めさせた後に、朝鮮人が建てたものです。

この独立まで、朝鮮半島は中国の属国でしたが、韓国では「有史以来、朝鮮半島の国は独立国家であった」と捏造した歴史を教えています。

井沢氏は、捏造した歴史を教えることについて、韓国のためにならない、事実をきちんと知ることが、これからの国造りには大事と結んでいます。

この「逆説の日本史」の話が、ネット上でも大きな話題となり、「捏造した歴史を教えられた韓国人と話が合わないとの当然」、「韓国は北朝鮮と変わらない国家」、「捏造国家とは国交断絶するのが日本の正しい選択」など、嫌韓感情が広がる状況となりました。

【ソウル独立門】
朝鮮半島が、独立できたことを祝い、建てられた門。
元々ここには、朝鮮半島が清(現在の中国)の属国である象徴・迎恩門がありました。
    
迎恩門は清皇帝を迎えるための門で、清の使者がやってきたときには、朝鮮王がここで9回頭を地面に叩きつけてひれ伏し、使者を迎えました(三跪九叩頭の礼)。
  
日清戦争で日本が勝利し、下関条約により朝鮮半島が独立できたとき、朝鮮人は属国の象徴であった迎恩門を破壊。
独立できたことを喜び、1897年、独立門を建てました。

■下関条約
日清戦争の終戦条約。
正式名称は日清講和条約であるが、一般的には条約が調印された地に因み、下関条約と呼ばれています。
      
1895年4月17日に、山口県下関市の春帆楼での講和会議を経て、調印されました。
    
条約で、清国は朝鮮の独立を認める、遼東半島、台湾、澎湖島を日本へ割譲する、2億両の賠償金を日本へ支払うことなどが決められました。

【井沢元彦】
1954年、名古屋生まれの作家。
週刊ポストに連載中の「逆説の日本史」は、累計売り上げ440万部。