☆韓国で口蹄疫、再発
2011年５月２日、農林水産省が、韓国における口蹄疫感染（Ｏ型）の状況について、発表。
それによると、４月３日に終息と発表された韓国の口蹄疫が、４月17日から再発。
５月２日までに、慶尚北道の永川市で３例（口蹄疫Ｏ型）が確認された。
いずれも、ワクチン接種実施農家で発生している。
農林水産省は、国内の畜産農家に対し、対策の徹底を呼びかけている。
【韓国での口蹄疫経緯】
2010年１月…韓国で口蹄疫が発生。
2010年６月…いったん終息。
2010年11月…韓国で口蹄疫が再発。
以降、韓国全土に拡大。
2010年12月…韓国政府はワクチン接種を決定。
2011年２月26日…韓国のすべての牛、豚に対して、２度の接種を終了。
2011年４月５日…韓国政府はＯＩＥ（国際獣疫事務局）に対し、４月３日に終息し、すべての地域で移動制限を解除したと通知。
（４月３日までに、約6,200農家の約348万頭＜牛：15万頭、豚：332万頭＞を殺処分）
2011年４月17日…慶尚北道の永川市で再発。5月2日までに同市内で3例の感染報告（全て豚）。
【畜産農家の対策】
・自分の農場に入る際も、靴や持ち込む物の消毒を徹底。
・外部からの人や車を、なるべく農場に入れない。
・畜産関係車をはじめ農場に立ち寄る車（タイヤや運転席）や持ち込む物は、必ず消毒。
・発生国に滞在していた人や、発生国から輸入された物を農場に近づけない。
・従業員も含めて、口蹄疫が発生している国への渡航は、できる限り控える。
・毎日、家畜を観察して、おかしい時には、すぐに獣医師や家畜保健衛生所に連絡（早期発見のため）。
（農林水産省HPから）
【口蹄疫（こうていえき）】
家畜伝染病のひとつ。
偶蹄類（牛、水牛、山羊、羊、鹿、豚、猪、カモシカなど）が感染する。
ウイルス性の急性伝染病。
日本では、家畜伝染病予防法における家畜伝染病。
人への感染は、確認されていない。
（感染するとの意見もある）
【宮崎県における口蹄疫】
2010年４月～７月に発生。
感染例は、292例。
殺処分は、288,649頭。
（疑似患畜として211,608頭、ワクチン接種したため77,041頭）
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