くにゅーニュース(2011年8月)
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円高が続く

2011年8月18日、東京株式市場の日経平均株価は、前日比-113.50円の8943.76円。
株価がさえない大きな原因は、1ドル76円台の円高水準が続いていること。
(8月18日21時時点で、1ドル76円後半)
         
「当局が動かないから」
関係者からは、そういう意見が。
8月始めに市場介入した日銀が、ここへきて、市場を模様眺めしているだけ。

「今、日銀は動けない」
との意見も。

菅総理は、まもなく退陣予定。
当然、新しい総理が誕生することになる。
それによって、経済対策が異なってくることも。
だから、今、日銀は動きづらいというわけである。

【主な円高要因】
1、ヨーロッパの信用不安
ギリシャに始まった信用不安が、ユーロ圏全体に波及。
ユーロ安から円高に。

2、アメリカ経済・財務が良くない
アメリカの貿易赤字額が高水準。
(原油価格の高騰などの原因で、5月の貿易赤字は502億ドル)
連邦政府の債務が巨額。
失業率が高い。
(6月の失業率は9.2%)

3、日本当局の怠慢
機能不全に陥っている菅政権と、ノロマな亀の日銀。
円高が進んでも有効な対策が打てない。

4、他国の思惑
中国などが、リスク分散に動くと見られていること(ドル離れ)。
(2011年6月末で中国の外貨準備高は3兆1975億ドル。アメリカ国債とドル資産が中心)

5、マネーゲーム
「当分、ヨーロッパの信用不安が治まらない」
「アメリカ経済の立て直しに、時間が掛かる」
「日本当局は、有効な対策がとれない」
そう考えた投資家が、さらに円高が進むと読み、円を買っているため。
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