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千葉県警、誤認逮捕で謝罪

2012年1月18日、千葉県警は、1997年に起った流山市女性殺害事件で、被害者の親族を逮捕したのは誤認であったと認め、謝罪しました。

同日、新たな容疑者を逮捕したことを受け、過去の冤罪(誤認逮捕)を謝罪しました。

【千葉・流山市女性殺害事件】
1997年、千葉・流山市で、24歳の女性が殺害された事件。
      
女性は殺害されるとともに、キャッシュカードが盗まれていました。
千葉県警は、室内に荒らされた跡がないことなどから、同居していた80歳の祖母と、東京都内に住む由美さんの姉夫婦の3人を逮捕しました。
   
千葉県警は、家族関係のもつれが原因と判断しましたが、その後、この3人は不起訴処分になりました。

2011年、千葉県警に未解決事件の専従捜査班が設置され、再び、この事件の捜査が開始されました。
     
殺害現場に残された遺留物のDNA鑑定を行った結果、同様の事件を千葉・柏市で起こし、服役中の32歳の男と一致。
   
32歳の男は、強盗致傷などの罪で、懲役15年の判決を受け、服役していました。
警察が事情聴取したところ、男が犯行を認めたため、2012年1月18日、強盗殺人容疑で逮捕しました。

これを受け、誤認逮捕を行なった千葉県警が、同日、謝罪会見を行ないました。
なお、誤認逮捕された祖母は、2010年に死亡しています。