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アナウンス効果、ゼロ 12月16日に投票が行われた衆議院議員総選挙では、事前予想どおり、自民党が圧勝しました。 投票日1週間前には、自民党は「安定多数を確保のうえ300議席を伺う模様」、民主党は「数十議席に留まる模様」、日本維新の会は「50議席に乗せる模様」と予想されていました。 結果は、自民党294議席。 民主党は57議席。 日本維新の会は、54議席。 ほぼ事前予想どおりの結果となりました。 かつては、アナウンス効果と呼ばれるものがあり、選挙で苦戦していると報道された場合、激励票や同情票が集まりました。 俗に言う、判官びいきです。 判官びいきは、九郎判官こと源義経への「ひいき」で、弱い立場に置かれている者を応援すること。 ところが、前回2009年の総選挙から、国政選挙ではアナウンス効果が死語となり、予想どおりの結果となっています。 専門家からは、「最近の国政選挙は、消費税の引き上げや子供手当て、景気対策など、自分たちの生活に関わる身近な問題が焦点となり、同情などの感情で左右されることが少なくなった。これが事前予想に左右されることが無くなった原因」との意見が上がっています。 ■総選挙2012・政党別獲得議席 ＜与党＞ ・民主党…57（230） ・国民新党…1（3） ＜野党＞ ・自民党…294（118） ・日本維新の会…54（11） ・公明党…31（21） ・みんなの党…18（8） ・日本未来の党…9（61） ・日本共産党…8（9） ・社民党…2（5） ・新党大地…1（3） ・新党日本…0（1） ・新党改革…0（0） ・幸福実現党…0（0） ・無所属…5（9） ＊カッコ内の数字は、告示前の議席。 ＊各都道府県選挙管理委員会発表をまとめたもの |
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