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報道規制に批判殺到、AKB淫行事件

アイドルグループ・AKB48淫行事件に関連して、報道規制が行われたことに批判が殺到しています。
     
AKB48淫行事件は、アイドルグループ・AKB48のメンバー(20)の母親(44)が、知人の少年(15)とわいせつな行為をしたとして、東京都青少年健全育成条例違反容疑で逮捕された事件。
     
芸能人の家族のスキャンダルは、スポーツ紙やテレビの娯楽番組にとっては、最高のネタ。
過去、ワイドショーや三面記事で、大々的に取り上げられてきました。
    
ところが今回、事務所サイドなどからの要望を受け入れる形で、大手新聞社、大手スポーツ紙、テレビ局が、この事件についてまったく報道しない状況となりました。

このため、ネット上では、既成マスコミに対する批判が殺到し、世界最大の掲示板・2ちゃんねるでは、炎上状態となりました。

2ちゃんねるの芸能関係を扱うスレッドでは、歴代5位となる108スレッド(4日間)に達しました。
多くの書き込みが、アイドルグループよりも、報道しないマスコミに対する批判となりました。

また、関係者や専門家からは、報道の自由を捨てるようなものだ、そういう意見が続出する事態となっています。
      
*2ちゃんねるは1スレッドに1000の書き込みができます。108スレッドでは延べ10万8千の書き込みが行われたことになります

■AKB48淫行事件
2011年11月、アイドルグループ・AKB48のメンバー(20)の母親(44)が、知人の少年(15)とわいせつな行為をしたとして、東京都青少年健全育成条例違反容疑で逮捕された事件。

警視庁少年事件課によると、2011年10月、傷害事件で3人の少年を逮捕。
その事情聴取の過程で、少年のひとりが、AKBのメンバーの母親と性的関係にあったことを告白。

これを受け、警視庁は、AKBのメンバーの母親を、東京都青少年健全育成条例違反容疑で取り調べを行ないました。
母親は、「迫られ、仕方なく関係を持った」と供述。
     
知人の無職少年と、肉体関係にあったことを認めました。
警視庁は、このAKBの母親を、東京都青少年健全育成条例違反容疑で逮捕。

なお、AKBの母親は、2012年1月に略式起訴され、50万円の罰金刑が確定しています。

■AKB48淫行事件の報道規制
週間文春(2012年2月9日発売)が、AKB淫行事件をスクープ報道。
続いて、時事通信が事件を追加取材し、ニュース記事を配信しました。
     
その後、共同通信もAKB淫行事件を配信。
産経と日経は、ウェブ版のみ報道しました。

しかし、大手新聞、テレビ局、スポーツ紙は、この事件について報道をしなかった。
このことについて、あるスポーツ紙のデスクが、自身のブログで報道規制が入ったことを告白しました。
     
また、何人かの評論家が、この事件の報道規制について、批判する記事を発信。
AKB淫行事件について、報道規制が敷かれていることが明らかとなりました。
  
*一部、地方紙や地方テレビ局では報道したところもあります